La’cryma Christi LIVE ”V”3月21日Zepp Tokyo

  • 多分、間違いが多いと思います。

先に言っておきます、ゴメンナサイ。


本当に、何を言ったらいいのか。
送別会みたいなLIVEでした。
『KOJIの為にやってあげてる』感がとても強くて、
とてもつもなくバラバラ。
こんな酷いLIVEは初めてだった。

1.南国
2.Warm Snow
=MC=
3.Night Flight
4.Forest
5.偏西風
=MC-
6.LIFE
7.Lime rain
8.Blossom
=MC=
9.Yesterdays
10.Ivory trees
11.未来航路
=MC=
12.With-you
13.HIRAMEKI
14.Mystical Glider


En1.Hot Rod Circuit
En2.CANNONBALL
En3.Don't tell me lies


Last.THE SCENT

始まる前から一人で参戦だったと言う理由もあり、チケを譲ってもらった後はちょっとテンションも上がらず、隣で車を眺めてました。
寒いし、番号は良くないのに外で待つ理由が無かっただけですが。
中に入って、丁度真ん中辺りが空いていたので、その辺に。
つうか、かなりKOJI側に人が寄っていて、そちらは入れなかったんで。
どうも広島時代の知り合いらしい人が居るのだが、名前が思い出せず、声をかけられない。
帰ってから木下さんだった事に気付くorz
二階席にPierrotのKOHTAとプラのナカヤマ先生を発見。
後から☆子氏と東海林さんも見える。
要するに、注意散漫でした。


一曲目は南国。定番だ。
しかし、ワタシが見てた頃とフリが全然違っていた(汗)
右斜め前に同じ人を発見。心の底で同志と位置づけておく。
続いてWarm Snow。この頃の曲は無駄に間奏が長い。
よってギターソロが長い。
いつも疎ましく思っていたのだが、それが貴重に感じられた。
今日で終わりだなんて、きっと考えてなかった。
LEVINはいつものように間奏で頭を叩く仕草をする。
KOJIのギター音がいつもより大きく感じる。
気の所為??
TAKAの今日はチケット持ってるんだろう?という恥かしいフリで
Night Flightへ。
Forest。やっぱりINよりこっちがいい。
ギターの音の揃いが悪い。
TAKAのいつものパントマイム*1がKOJIのギターソロで始まる。
それから偏西風。ここのユニゾンは結構良かった。
HIROのギターも昔の金色(黄色?)のだ。
でも、TAKAの声が何だか出てない。
SHUSEの動きも鈍い。
LEVINはずっとサングラスをかけている。
今日、する必要があるの?
コーラスがいいというのがラクリマの売りの一つだったはずだが、
もう、ハモリが不況和音の領域に。
MCで客を弄った後にROCKについて語るTAKA。
「俺達にも、お前たちにも今向かい風が吹いているその風に向かっていく姿勢を、生き方をROCKって言うんじゃないかな。そういう生き方を歌った歌です。」
そんな風に始まったLIFE。
続いてLime rain。ライム色の照明が、ステージを照らす。
多くの涙が流れた、2/8を思い出しながら。
搾り出すようなTAKAの声が響く。
Blossomでは微妙にミスるHIRO。
メンバー間のアイコンタクトは殆ど無い。
今日の俺はちょっとおかしい、とTAKAは自分でも認める発言をする。
空回りするリーダー。
KOJIを呼ぶ声が小さいなッとお決まりの台詞を何故かココでいう。
本当ならTAKAを呼ぶ声が小さいなッが出るはずなのに。
「明後日新曲がでるんだけど、知ってる?五人で最後のCDです。この前SHUSEの誕生日だったんだけど、この曲を。」
とYesterdays。気を使っているのが痛々しい。
何度も何度も忘れられない夜にしてやる、というTAKA。
Yesterdaysの内容は誕生日に合うような内容じゃないのに。
この曲は珍しくLa’cryma Christi名義で作詞作曲になっているけど、
曲を聴けば、この曲にKOJIが関わっていないのは明らかだった。
KOJIのギターパートが殆ど無い。
もう、4人編成を前提とされている曲なんだと思うと悲しくなってくる。
誰が弾こうと関係ないフレーズ。
この曲にツインギターである必要性なんて、何処にも無かった。
Ivory trees、未来航路と続く。
未来航路ではKOJIお得意の背面引きが披露されると、
見れるのもこれで最後ということへの実感が湧いてくる。
打って変わって笑顔一杯のKOJI。
この曲でラクリマと出会った人も多いと思います、というMCで始まったのはWith-you。
HIRAMEKIで銀テープが飛ぶとそこそこ雰囲気もマシに。
しかし、この曲のTAKAとSHUSEは違う意味で忘れられない夜になってしまうくらい酷かった。
Mystical Gliderは全て纏っていてマシな方だった。


ここで本編終了。
何だか、呆気に取られてコールが小さい。
KOJIコールがずっと、ずっと続く。
ワタシは随分と腰が痛くなっていて辛かった。
暫くしてKOJIだけが戻ってくる。
「あんまり言うことないんやけどー」
「いい曲作って、いいギター弾いて、皆の前に出てこれるように頑張るから」
と笑いながら喋るKOJIに悲壮感は無い。
他のメンバーも次々と出てくる。
「さっきちょっと嫌な事言われてテンション下がってんだけど・・・まあいいや。お前らまだまだ行けるんだろうッ?!まだまだ行けるだろッ?!絶対忘れられない夜にしてやるからなッ!!」
なんだか物凄くイライラしているように見えるTAKA。何か言われたらしい。
「解散も考えた。でもお前らのこと考えたら、出来なかった。解散はしない。」
という事で始まったアンコールは本編が総集編、だとしたらこちらがこれからのLa’cryma Christiの予告と言った所だろうか。
所謂HR/HM路線三曲を披露。
この3曲においてYesterdaysと同じくKOJIのパートは殆ど無かった。
当然と言えば当然なのだが。
KOJIはレコStにも現れてなかった訳だから、本来ならこの頃の曲にKOJIパートがあるはずはない。
しかしながらDon't tell me liesがヘドバン曲だとは思わなかった;


メンバーが去ってまたもKOJIコールが起こるが、結局アンコールの声に消される。
ハッキリ言って揃ってない。
会場は、混沌としていた。
どのくらいコールしたか分からない頃に、メンバーが戻ってきた。
お決まりのメンバー紹介だったのだが、今日はTAKAの壊れっぷりが凄かった。
何故か「TAKAっちと呼んでくれ」とたかっちコールを要求。
反応しにくいオーディエンス、微妙な間。
いつも以上に神経質になっている客が笑える訳も無く・・・
暫く煽ってから
「らぁすとぉーーーーせぇーーーんとおッ!!」
でTHE SCENTが始まる。
ああ、本当に終わりなんだという現実を突きつけられる。
右へ左へと動く弦楽隊。ステージを降りて揉みくちゃになってるTAKA。
何だかやっとラクリマのLIVEらしくなってきた。
最後になって漸くその様に感じると言うこと自体が、このLIVEの意味を表している様だった。
「五人のLa’cryma Christiは今日で最後で、俺たちは別々の道を歩むけど、KOJIもこれからもっとカッコいい事するし、KOJIについていきたい奴は付いていけ。俺たち四人ももっとカッコいい事していくから、俺たちに付いてきたい奴はついて来い。KOJIの事虐めたりしたら俺が許さないからなッ!!」
「また、65歳ぐらいになってね、おじいちゃんになって、合わせようかってなるかもしれないし、その時にはまたLIVEしよう。」
こんなにTAKAがいい人に見えたのは今日が初めてだった。
LIVEで本当に泣いたのも、この時が初めてだった。
最後にLEVINがサングラスを取り、前に出て五人が並んだ。
皆で手を繋いで長い、長い礼をしていた。


悲痛なファンの叫びに送られるようにメンバーが去った後、
突如としてステージ最前にスクリーンが落ちてきて、YesterdaysのPVが流れ始めた。
ファンを黙らせるには持って来いの手段だった。
その様子に呆然としたオーディエンスは、そのPVの内容に更に呆気に取られた。
KOJIが3カットしか映っていなかった。
メンバー全員での演奏シーンの筈が、もう、4人だった。
SHUSEとHIROの立ち位置も逆で。
その映像に、ただただ呆然としていた。
客電がついて、会場はまるでさっきのLIVEの様な様子だった。
泣きじゃくる人、呆然とする人、さっさと立ち去る人。
本当に混沌としていて、纏まりが無くって、それぞれの人がメンバーがそれぞれの想いを持ってやったLIVE。
それはそれはこれまでに見ないぐらいの、纏まりの無さで、バラバラで、演奏も、コーラスも、歌も、皆バラバラの方を向いてやっていて。
とても酷い状態で。
まるでそのコピーのように、FANの姿があって。
もう、ラクリマも長くないのかな、と思わせた。
翌日のストリーミングをみて尚更思った。
会場に居るときよりも、音は酷く聞こえた。
きっと、本当は会場で感じたよりも酷かったんだろう。
とてもじゃないが、コレがラクリマだなんて言えない。
多分色んな事が、私達では計り知れないことがあったんだろう。
だとしても、プロだと言うんなら納得できるLIVEを見せて欲しかった。
私達は、ラクリマが本当に好きでココに来ていた。
そして、最後にリーダーの言葉でもう一度信じたいと、心の底から願った。
でも打ちのめすようにPVが流れて、私達は言葉を失った。
もう一度、La’cryma Christiをちゃんと見る。
新しいLa’cryma Christiを。
本当に五人以上の何かを見せてくれると願って。
嘘をつくなら突き通して欲しい。

*1:もしかすると、With-youだったかも