殺された数だけ美しくなれるなら

今年は色々考える事がおおいなあ、と思う。
先月ずっと考えていた事があった。
結局答えはあるわけもなくて、
月並みだけど、受け入れる事とか、考え続ける事しか出来ないと思った。



ねえ、自分の子供に障害があったらどうする?



ワタシには子供はいなくて、
しかしながら、結婚している以上、この可能性はある。
頭の片隅に無いわけではなかったが、
これを現実に受け止めれるほどの覚悟はワタシにはない。
いくら考えても、勿論、どうする事もできないこの事実とどう向き合うんだろう。
彼女は、


『体は今の所体には問題は無いから、死んだりということはない、それが本当に嬉しかった』


と言ったけど、それが「ははおや」という生き物だとしたら、
そんな理想みたいな台詞、言えないと思った。
彼女に、ワタシは何も言えなかった。
ただ、これから先50年近くあるであろう、彼女の人生を考えると、ただ、気が遠くなった。