記録的な台風の日。

朝まで弟Aに積まれた課題図書(漫画)を読んでいたので、気付いたらもうそこは台風だった。
朝からバタバタと家を出て行く父母弟を見送り、家に残ったのは犬と祖母とワタシ。
さあて、そろそろ寝るか、と寝てはみたものの二時くらいには目が覚めてしまった。
犬がワタシの顔を舐め、台風が我が家を揺らして
完全にワタクシの眠りを邪魔する状態になってしまった。
三年寝太郎の異名をとった私だったが、流石に揺れが酷すぎた。
っていうか、家が風で揺れたのは本当に久々である。
記憶にあるのは12、3年前の台風19号以来ではなかろうか。
犬はワタシの顔を必死に舐めていた。
何故なら怖いから。
彼女は雷が大嫌いである。音の振動が小さな体に響くのか、極端に嫌がる。
雷は無かったが、家が揺れているという事態で彼女は酷く怯えていた。
そして犬は現金だった。
非常事態には自分を守ってくれる人間の所へ避難する。
下に下りると、もう一人怯えている人間が。
「窓がビリビリゆうて危ないけぇ、窓押さえとったんよねぇ」
・・・ばーちゃん、その方が危ないから大人しくテレビ見ててよ。。。
「パルいくら下に下ろしても、二階にあがってから私の所におらん。」
・・・そりゃ犬は現金だからね。
「寝とっても和音ちゃんがおるけぇ、心強かった」
・・・うーん、はっきりと馬鹿にされてる気が。

ぶるぶると震える犬とぎゃーぎゃー騒ぐ祖母に囲まれ、台風よりも大変だった一日でした・・・