弟の誕生日だった

朝千葉から米が届いて、日付を見て初めて誕生日だったことを思い出す。
夜に電話をしてみたら、設計部に配属になったとか、
早速飽きてきたとか訳の分からん事をまた言っていた。
上の弟のK君はかなりの変わり者というか、小者だ(何)
突然に卒業旅行に一人でニューヨークにブロードウェーを見に行ったり、
タロットで(当時エスカを放送していた)アメフト部に入るのを決めたり、
願書の提出をし損ねて、福井まで母を願書の提出だけのために走らせたり(無事受かった)
理数系が苦手なのに工学部に入ったり
図体はデカイのに、何であーなるのか不思議で、母は常々
「あんたとKは(性格が)反対だったらよかったのにね」
とよく言われた。
無駄に豪胆で大雑把なワタシは繊細で気の小さい弟と二人で丁度いい塩梅だったらしく、
何につけても、二人で行動することが多かった。
歳も近く、気が合うというより思考が一緒だったので兎に角仲が良く、
それが下の弟のA君にとっては常に仲間外れな状態で、
とても疎外感を感じたようだ。
結局その蜜月状態はK君が大学に入るまで続いたので、19年程延々続いた。
高校生になっても二人で映画に行ったりしていたし、
学校帰りに会えば、自転車の後ろに乗って帰った。
もう、完全なブラコンで(笑)
一緒にいても顔が全く似てないので、友達に彼氏に間違われるというエロゲー並みのシュチュエーションもバリバリでした。
過去にはワタシは
『弟の方が好き』
と当時の彼氏に言い放ち、男は随分落ち込んだそうな。
否、今は其処までは無いんですが。
去年はメロンを送ってあげたんだけど、今年はこの前お菓子を送ったからいいか。
因みにその時に来るメールは
めろんがきたよ。めろめろ〜ん」
というキモイ文句がいつもついてくる。
不細工だし、お世辞にもカッコ良くないし、どっちかっていうとキモメンなので、お姉ちゃんは彼女ができるのか心配です。